結論
太陽光+蓄電池を導入するとき、やはり気になるのは「元が取れるのか」「何年で回収できるのか」だと思います。
我が家でもそこはかなり気にしていて、導入前にいろいろ調べました。
ただ、営業資料の試算は前提がざっくりしていることも多く、正直そのまま信じてよいのかは疑問でした。
そこで今回は、我が家の実際の使用状況をもとに、太陽光+蓄電池がなかった場合と比較して、どれだけ効果があったのかを計算してみました。
その結果、導入後8か月で約8万円の効果が出ていました。
回収年数の計算方法は2通りある
太陽光+蓄電池の回収年数を考える方法は、大きく分けると2つあると思います。
① 前年の電気代と比較する方法
1つ目は、前年の同じ時期と比較して、
- 電気代がどれだけ下がったか
- 売電収入がどれだけあったか
をもとに計算する方法です。
分かりやすい反面、生活スタイルの変化が入ってしまうのが難点です。
② 太陽光・蓄電池がなかった場合と比較する方法
2つ目は、太陽光+蓄電池導入後の実際の買電額・売電収入と、
もし太陽光・蓄電池がなかった場合に本来かかっていた電気代を比較する方法です。
私は、よりリアルな回収年数を考えるなら、こちらの方が実態に近いと考えています。
なぜ今回は②の方法で計算するのか
理由はシンプルで、電気の使用量は毎年同じではないからです。
- 子どもの成長で家電の使用量が変わる
- 在宅時間が変わる
- 夏や冬の過ごし方が変わる
- 太陽光を導入すると「少し電気を使いやすくなる」こともある
また、電気料金単価も年ごとに変わります。
そのため、単純に「去年より今年の電気代が安いからこれだけ得した」と考えると、
本来の導入効果とはズレることがあります。
今回は、
“太陽光+蓄電池がなかったら本来いくら払っていたか”
を基準に計算しました。
今回の計算方法
考え方は次の通りです。
導入効果の計算式
導入効果 = 想定電気代 − 実際の買電額 + 売電収入
ここでいう
- 想定電気代
→ 太陽光+蓄電池がなかった場合に、本来払っていたと考えられる電気代
→電気使用量からオクトパスエナジーのグリーンオクトパスの料金表を基に計算
(燃料費調整額や再エネ賦課金も含む) - 実際の買電額
→ 導入後に実際に払った買電額 - 売電収入
→ 余剰電力を売った収入
です。
この計算なら、
「本来払うはずだった電気代をどれだけ減らせたか」+「売電収入」
を合わせて見られるので、導入効果が分かりやすいです。
我が家の条件
前提条件が違うと結果もかなり変わるので、我が家の条件は別記事にまとめています。
- 建売住宅
- 太陽光 6.36kW
- 蓄電池 13.3kWh
- 基本在宅
- 子ども2人
- ガス併用
詳しくはこちら
→ 我が家の条件・設備構成
我が家の実データ(8か月)
今回集計したのは、導入後の 7月〜2月の8か月分 です。
集計結果
- 想定電気代合計:約 83,224円
- 実際の買電額合計:13,536円
- 電気代削減額:約 69,688円
- 売電収入合計:10,455円
- 導入効果合計:約 80,143円
つまり、
太陽光+蓄電池がなかった場合と比べて、8か月で約8万円の効果
があったことになります。
太陽光+蓄電池がなかった場合との比較(2025年7月〜2026年2月)
こちらが各月の詳細を示したデータを表にしたものです。
ちなみに売電は9月中旬に開始されたため、9月までは売電収入が0円となっています。
| 月 | 想定電気代 | 実際の買電額 | 売電収入 | 導入効果 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年7月 | 12,811円 | 4,935円 | 0円 | 7,876円 |
| 2025年8月 | 13,820円 | 834円 | 0円 | 12,986円 |
| 2025年9月 | 11,288円 | 643円 | 0円 | 10,645円 |
| 2025年10月 | 7,735円 | 749円 | 3,450円 | 10,436円 |
| 2025年11月 | 6,977円 | 864円 | 2,670円 | 8,783円 |
| 2025年12月 | 9,143円 | 738円 | 1,575円 | 9,980円 |
| 2026年1月 | 11,849円 | 2,159円 | 1,245円 | 10,935円 |
| 2026年2月 | 9,602円 | 2,614円 | 1,515円 | 8,503円 |
| 合計 | 83,224円 | 13,536円 | 10,455円 | 80,143円 |
この結果をどう見るか
8か月で約8万円ということは、単純に年換算すればもう少し大きな数字になります。
また、売電が開始されるまでにタイムラグがあったため2.5月分の売電収入が含まれていません。
ただし、売電や発電量は季節で変わりますし、一年を通した実績データが揃っていないため
ここでは年間効果の断定は難しいです。
現時点では、
我が家では、太陽光+蓄電池導入によって、少なくとも8か月で約8万円の効果が出ている
と見るのが妥当だと思っています。
回収年数を考えるときの注意点
回収年数は、単純に
導入費用 ÷ 年間効果
で計算できますが、注意点があります。
1. 電気料金単価は変わる
今後も電気代が上がれば、導入効果は大きく見えます。
逆に単価が下がれば、効果は小さく見えます。
2. 生活スタイルは変わる
子どもの成長や在宅時間、家電の使い方などで消費電力は変わります。
3. 機器は永遠ではない
蓄電池やパワコンは、いずれ劣化や交換の話も出てきます。
そのため、回収年数は絶対的な答えではなく、
「現時点での条件ならこのくらい」という見方が現実的だと思います。
営業資料の試算との違い
導入前にも営業資料のシミュレーションは見ましたが、やはり実際に住んでみると、
- 生活スタイル
- 気候
- 発電量
- 電気の使い方
で結果は変わります。
導入前のシュミレーションと実際の比較記事も今後作成予定です。
まとめ
太陽光+蓄電池の導入効果において、今回は
「導入しなかった場合に本来かかっていた電気代」と比較する方法
で計算したところ我が家では、導入後8か月で約8万円の効果が出ていました。
もちろん、電気単価や生活スタイルで結果は変わります。
ただ、少なくとも「営業資料だけでは分からない、実際の導入効果」を知る材料にはなったと思います。

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