2025〜2026年は雨が少なく晴れが多かった?枚方の降水量・日照時間を平年と比較

太陽光発電を自宅に導入してから、以前より天気を気にするようになりました。晴れた日は「今日はかなり発電しそう」、雨の日は「今日はほとんど発電しないだろうな」と、ついアプリを確認してしまいます。

そんな生活を約1年間続けているうちに、ふと感じたことがありました。「この1年、雨の日が少なかったんじゃないか」という感覚です。ニュースでも水不足やダムの貯水率が話題になることがあり、個人的にも晴れの日が多かった印象がありました。しかも我が家の太陽光発電は、導入前のシミュレーションを大きく上回る結果になっています。そこで今回は、「本当に例年より雨が少なかったのか」「日照時間は平年より多かったのか」を、気象庁のデータで確認してみました。

今回調べるのは「枚方」の気象データ

この記事で使用しているのは、大阪府枚方市の気象データです。我が家自体は枚方市にあるわけではありません。太陽光発電導入時に業者が作成したシミュレーションで、我が家の設置場所に近い試算地域として枚方が採用されていたため、「シミュレーションの前提となった地域の天候は、平年と比べてどうだったか」という視点で調べています。比較期間は、発電実績の集計期間に合わせて2025年7月〜2026年6月の12か月間です。

この期間、我が家の太陽光発電は7,886kWhを発電しました。導入前のシミュレーションは6,778kWh。差は+1,108kWh、達成率は116.3%です。「もしかすると、この1年は天候に恵まれた年だったのでは」と考えたのが、気象データを調べるきっかけでした。

「雨が少なかった」は本当か

まず降水量を見てみます。

実際の降水量平年値平年比
2025年7月102.0mm183.8mm55.5%
8月162.5mm142.5mm114.0%
9月104.5mm158.6mm65.9%
10月145.5mm136.7mm106.4%
11月38.0mm70.5mm53.9%
12月53.5mm53.0mm100.9%
2026年1月0.0mm49.8mm0.0%
2月25.0mm61.6mm40.6%
3月74.5mm106.2mm70.2%
4月185.0mm102.4mm180.7%
5月100.5mm139.1mm72.3%
6月370.0mm194.2mm190.5%

※平年値は気象庁の1991〜2020年平年値

12か月すべてで雨が少なかったわけではありませんが、7月・9月・11月・1月・2月・3月・5月は平年を大きく下回っています。特に2026年1月は降水量0.0mm(平年49.8mm)、2月も平年比40.6%と、乾燥した月が目立ちました。「雨が少なかった気がする」という感覚には、ある程度データの裏付けがありそうです。

一方で、4月(平年比180.7%)と6月(平年比190.5%、370.0mm)はまとまった雨が降っており、年間で見ると「極端な少雨」とまでは言えません。雨の少ない月が多かった一方、一部の月に強い雨が集中した、というのが実際のところに近いようです。

「雨が少ない」=「晴れが多い」ではない

ここで一つ注意したいのは、降水量だけでは「晴れが多かった」とは判断できないということです。雨が降らなくても一日中曇っていることはありますし、逆に短時間の強い雨のあとに晴れることもあります。そこで次に見たのが、太陽光発電により直結する指標である日照時間です。

気象庁の定義では、日照時間は直射日光が一定の強さ(直達日射量0.12kW/㎡以上)で地表を照らした時間のこと。「一定以上の強さの直射日光があった時間」と考えると分かりやすいと思います。日の出から日の入りまでの時間とも、単純な「晴れていた時間」とも少し違います。なお枚方の日照時間は、現在は日照計による直接観測ではなく、気象庁の推計気象分布による推計値です。

日照時間は平年より約15%多かった

実際の日照時間平年値平年比
2025年7月285.8h155.9h183.3%
8月237.4h204.9h115.9%
9月154.0h153.9h100.1%
10月124.6h158.1h78.8%
11月176.3h143.2h123.1%
12月165.3h139.9h118.2%
2026年1月176.4h135.0h130.7%
2月138.5h128.7h107.6%
3月196.7h161.2h122.0%
4月157.8h184.4h85.6%
5月245.5h193.4h126.9%
6月125.7h141.7h88.7%
12か月合計2,184.0h1,900.3h114.9%

12か月合計では、平年より約283.7時間、率にして約14.9%多く日照がありました。「なんとなく晴れの日が多かった気がする」という感覚は、降水量よりもこちらの数字のほうがはっきり裏付けてくれる結果でした。

中でも突出しているのが2025年7月で、平年比183.3%、平年の約1.8倍の日照時間でした。冬から春にかけても、11月(123.1%)、2026年1月(130.7%)、3月(122.0%)、5月(126.9%)と、平年を上回る月がいくつも続いています。特に1月は降水量0.0mmだった月でもあり、この期間を通してかなり乾燥し、日照にも恵まれていたことがうかがえます。

なお、太陽光発電との関係をより直接的に見るなら、日照時間よりも「全天日射量」(直達日射に加えて雲を通過した散乱光も含む、地表が受け取る太陽エネルギーの総量)のほうが適した指標です。ただし枚方の観測点では全天日射量は観測されておらず、他地点のデータを使うと試算地域の条件とズレてしまうため、今回は枚方で観測されている降水量・日照時間を中心に見ています。

発電量との関係は、日照時間からもある程度説明できそう

この期間、我が家の発電量はシミュレーション比116.3%、枚方の日照時間は平年比114.9%と、かなり近い数字になりました。日照時間だけで発電量が決まるわけではありませんが、無関係とは考えにくい水準です。この2つの数字がどう関係している可能性があるかは、別記事で詳しく検証しています。

まとめ|「晴れが多かった気がする」はデータにも表れていた

年間を通して見ると、降水量は「極端な少雨」というほどではありませんでした。一方で、雨の少ない月が多かったのは確かで、特に日照時間は平年より約14.9%(+283.7時間)多く、感覚的な「晴れが多かった」という印象を裏付ける結果になりました。

太陽光発電を設置してから、天気予報の「晴れ」が以前よりちょっと嬉しくなりました。今後も発電量を記録しながら、2年目、3年目の天候と発電量の関係も追いかけていきたいと思います。

関連記事:太陽光発電がシミュレーションを16.3%上回ったのはなぜ?気象庁データから原因を検証
関連記事:太陽光発電のシミュレーションと実績を比較!導入1年後の結果は116.3%

運営者プロフィール

大阪府の建売住宅で、太陽光発電(6.36kW)と蓄電池(13.3kWh)を導入した一般家庭です。
南向きではない屋根・ガス併用住宅という条件で、
発電量や電気代の実測データをもとに正直な体験を記録しています。

発電実測ログ
シンタクをフォローする
太陽光発電 実績公開サイト

コメント

タイトルとURLをコピーしました