太陽光発電のシミュレーションと実績を比較!導入1年後の結果は116.3%

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太陽光発電を検討していると、業者から「発電シミュレーション」を提示されることがあります。

我が家も太陽光発電を導入する前に、業者から月別・年間の発電量をシミュレーションしてもらいました。

でも、契約前にこの数字を見ながら、

「本当にこんなに発電するの?」

「シミュレーションってどのくらい当たるんだろう?」

と思った方も多いのではないでしょうか。

私自身も、導入前は同じ疑問を持っていました。

そこで今回は、太陽光発電を導入して約1年が経過したので、業者から提示された発電シミュレーションと、実際の発電量を12か月分のデータで比較してみます。

結論からいうと、

シミュレーション:6,778kWh

に対して、

実績:7,886kWh

となりました。

その差は+1,108kWh

シミュレーションに対する達成率は116.3%でした。

我が家の場合、導入前の予測をかなり上回る結果となりました。


我が家の太陽光発電設備

我が家の設備詳細はこちら我が家の設備・条件

今回比較する発電シミュレーションには、次のような条件が記載されています。

項目内容
太陽光パネルCanadian Solar
パネル枚数16枚
モジュール出力6.36kW
システム出力5.60kW
蓄電池EP CUBE HES-JP1
シミュレーション試算地域大阪府枚方市

ここで一つ補足しておきます。

我が家が枚方市にあるという意味ではありません。

今回使用した業者の発電シミュレーションでは、我が家の設置場所に対して利用できる気象データの中から、近い試算地域として「枚方」が選択されていたようです。

そのため、この記事では業者から提示された資料に合わせて「枚方」をシミュレーション上の試算地域として扱います。


導入前の年間発電シミュレーションは6,778kWh

業者から提示された資料では、年間発電量は、

6,778kWh

と予測されていました。

月別では次のようになっています。

シミュレーション発電量
1月335kWh
2月394kWh
3月578kWh
4月704kWh
5月808kWh
6月695kWh
7月742kWh
8月785kWh
9月572kWh
10月491kWh
11月353kWh
12月321kWh
年間合計6,778kWh

月ごとの予測を見ると、春から夏にかけて発電量が増え、冬になると少なくなる想定になっています。

年間発電量だけでなく、この「月別の発電量」まで資料に記載されていたため、今回、実際の発電量と細かく比較することができました。


導入後1年間の実際の発電量は7,886kWh

今回比較する実績期間は、

2025年7月~2026年6月

の12か月間です。

実際の発電量を合計すると、

7,886kWh

となりました。

シミュレーションが6,778kWhだったので、この時点で予測をかなり上回っていることが分かります。

ただ、年間合計だけでは、

「どの月に多く発電したのか?」

「シミュレーションを下回った月はなかったのか?」

が分かりません。

そこで、月ごとに比較してみます。


発電シミュレーションと実績を月別に比較

シミュレーションと実績を同じ月で比較した結果がこちらです。

シミュレーション実績達成率
2025年7月742kWh1,040kWh+298kWh140.2%
8月785kWh849kWh+64kWh108.2%
9月572kWh668kWh+96kWh116.8%
10月491kWh488kWh▲3kWh99.4%
11月353kWh431kWh+78kWh122.1%
12月321kWh382kWh+61kWh119.0%
2026年1月335kWh450kWh+115kWh134.3%
2月394kWh465kWh+71kWh118.0%
3月578kWh712kWh+134kWh123.2%
4月704kWh701kWh▲3kWh99.6%
5月808kWh992kWh+184kWh122.8%
6月695kWh708kWh+13kWh101.9%
年間6,778kWh7,886kWh+1,108kWh116.3%

※達成率=実際の発電量÷シミュレーション発電量×100

こうして並べてみると、かなり分かりやすい結果になりました。


12か月中10か月でシミュレーションを上回った

驚いたのが、シミュレーションを上回った月の多さです。

12か月のうち、

10か月でシミュレーション以上の発電量

となりました。

下回ったのは、

  • 2025年10月:▲3kWh
  • 2026年4月:▲3kWh

の2か月だけです。

しかも、どちらもわずか3kWhの差。

達成率で見ると10月が99.4%、4月が99.6%なので、ほぼシミュレーション通りといってもよさそうです。

つまり、この1年間については、すべての月でほぼシミュレーション以上の発電量だったという結果になりました。


年間ではシミュレーションより1,108kWh多く発電

年間の差を計算してみます。

実績 7,886kWh − シミュレーション 6,778kWh

+1,108kWh

です。

年間で見ると、シミュレーションより1,108kWh多く発電しました。

1,108kWhという数字だけを見ると、少し分かりにくいかもしれません。

シミュレーションに対して何%だったのかを計算してみます。


シミュレーション達成率は116.3%

計算式は、

7,886 ÷ 6,778 × 100

です。

結果は、

約116.3%

となります。

つまり、シミュレーションを100%とすると、実際には116.3%発電したということです。

別の表現をすると、

シミュレーションより約16.3%多く発電した

ことになります。

年間でこれだけ差が出るとは、導入前には予想していませんでした。


一番シミュレーションを上回ったのは7月

月別で最も大きくシミュレーションを上回ったのは、2025年7月でした。

シミュレーションでは、

742kWh

の予測。

それに対して実績は、

1,040kWh

でした。

差は、

+298kWh

です。

達成率は、

140.2%

となりました。

つまり7月だけを見ると、予測より約40%も多く発電しています。

1か月の発電量が1,000kWhを超えたのも印象的でした。


1月もシミュレーションを大きく上回った

もう一つ興味深かったのが2026年1月です。

シミュレーションでは、

335kWh

でした。

実績は、

450kWh

です。

差は、

+115kWh

達成率は、

134.3%

となりました。

冬なので発電量そのものは夏より少ないものの、シミュレーションに対する割合ではかなり高い結果です。


5月は約1,000kWh発電

2026年5月もかなり多く発電しました。

シミュレーションは、

808kWh

実績は、

992kWh

でした。

差は、

+184kWh

です。

達成率は、

122.8%

1,000kWhにはわずかに届きませんでしたが、年間でも特に発電量の多い月になりました。


シミュレーションを下回った月は?

逆に、シミュレーションを下回ったのは10月と4月です。

2025年10月

シミュレーション:491kWh
実績:488kWh
差:▲3kWh
達成率:99.4%

2026年4月

シミュレーション:704kWh
実績:701kWh
差:▲3kWh
達成率:99.6%

どちらも、ほとんど誤差といっていいくらいの差でした。

この1年間については、「予測より大幅に発電しなかった」という月はありませんでした。


業者の発電シミュレーションは信用できる?

太陽光発電を検討している方にとって、

「業者の発電シミュレーションは信用できるの?」

というのは気になるところだと思います。

我が家の1年間だけを見ると、

シミュレーション6,778kWh → 実績7,886kWh

となったので、少なくとも「実際にはシミュレーションより全然発電しなかった」という結果にはなりませんでした。

むしろ、予測を16.3%上回っています。

ただし、

「業者のシミュレーションは必ず達成できる」

あるいは、

「実際にはシミュレーションより多く発電する」

と考えるのは違うと思います。


発電シミュレーションはあくまで「予測」

太陽光発電の発電量は、さまざまな条件によって変化します。

例えば、

  • 天候
  • 日射量
  • 日照時間
  • 気温
  • 屋根の向き
  • パネルの設置角度
  • 周囲の建物などによる影
  • パネルの性能
  • パワーコンディショナーなどの変換ロス

などです。

特に天候は毎年変わります。

そのため、シミュレーションとまったく同じ発電量になるほうが珍しいのかもしれません。

今回の結果についても、

「シミュレーションが間違っていた」

というより、

「シミュレーションで想定された条件と、この1年間の実際の条件に違いがあった」

と考えるほうが自然だと思います。


なぜシミュレーションより16.3%も多く発電した?

ここまで比較すると、当然気になってくることがあります。

「なぜ1,108kWhも多く発電したの?」

ということです。

実際にこの1年間を振り返ってみると、個人的には、

「雨が少なく、晴れている日が多かったのでは?」

という印象がありました。

そこで、シミュレーションで試算地域として使用された枚方の気象データを気象庁から調べ、平年と比較してみました。

すると、かなり興味深い結果が出ました。

発電実績を比較した2025年7月~2026年6月について、枚方の日照時間を平年値と比較すると、平年より日照時間が多かったことが分かりました。

この結果については長くなるため、別の記事で詳しく検証する予定です。

関連記事:なぜ太陽光発電がシミュレーションを上回った?気象庁のデータから原因を検証(準備中)

※枚方は我が家の所在地ではなく、今回の発電シミュレーションで使用された試算地域です。


発電量が多い=そのまま全部売電できるわけではない

ここでもう一つ注意したいのが、

「発電量」と「売電量」は違う

ということです。

今回の実績では7,886kWh発電していますが、そのすべてを電力会社に売っているわけではありません。

発電した電気は、

太陽光で発電

家庭で自家消費

蓄電池に充電

余った電気を売電

という形で使われます。

そのため、

「シミュレーションより1,108kWh多く発電したから、1,108kWh分すべて売電収入が増えた」

という計算にはなりません。

ただ、発電量が増えれば、自家消費できる電気や売電できる電気が増える可能性があります。

我が家で太陽光発電と蓄電池を導入した結果、実際に電気代がどのくらい減ったのか、売電収入はいくらだったのかについては別の記事でまとめています。

関連記事:太陽光発電を導入して約1年!発電量・電気代・売電収入など実際の導入効果を公開


太陽光発電を検討するときは月別シミュレーションも確認したい

今回、1年間の実績と比較してみて感じたのが、

年間発電量だけでなく、月別の発電シミュレーションも残しておくと面白い

ということです。

例えば、

「年間6,778kWh発電します」

という数字だけでは、実際に使い始めたあと、

「7月は予測より多かった」

「冬でも意外と発電した」

といった比較ができません。

これから太陽光発電を導入する方は、見積もりの際に、

  • 年間発電量
  • 月別発電量
  • 試算に使用した地域
  • 屋根の方角
  • パネル容量
  • 設置角度
  • 発電量を計算した前提条件

なども確認しておくといいと思います。

そして、シミュレーション資料は導入後も保管しておくことをおすすめします。

1年後に実際の発電量と比較してみると、なかなか面白いです。


まとめ|我が家ではシミュレーションの116.3%発電した

今回は、太陽光発電を導入する前に業者から提示された発電シミュレーションと、導入後1年間の実際の発電量を比較しました。

結果をまとめます。

比較項目結果
シミュレーション発電量6,778kWh
実際の発電量7,886kWh
年間差+1,108kWh
達成率116.3%
シミュレーションからの増加率+16.3%
シミュレーション以上だった月10か月
シミュレーション未満だった月2か月

我が家では、業者のシミュレーションを年間1,108kWh、割合にして約16.3%上回る結果となりました。

しかも、シミュレーションを下回った10月と4月についても、その差はそれぞれわずか3kWhです。

導入前は、

「本当にシミュレーション通り発電するの?」

と疑問に思っていました。

約1年間の結果を見る限り、我が家では予測以上に発電してくれました。

ただし、これはあくまで1年間の結果です。

天候は毎年変わるため、2年目も同じようにシミュレーションを上回るとは限りません。

今後も発電量を記録して、2年目、3年目と比較していきたいと思います。

そしてもう一つ気になるのが、

「なぜ、この1年間はシミュレーションより16.3%も多く発電したのか?」

ということ。

実際に気象庁のデータを調べてみると、シミュレーションで試算地域として使われた枚方では、この期間の日照時間に興味深い結果が出ています。

→ 関連記事:なぜ太陽光発電がシミュレーションを上回った?気象庁のデータから原因を検証


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